【ヨーロッパ留学ブログ】〜真面目な話から趣味の話まで〜

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今回は前回に引き続き6/2に行われたビジネスセミナーについて書いていこうと思う。

月一で行われるこのセミナー。
教えてくださるのは株式会社One Colors代表取締役社長の堂前晋平(Twitter: @doumaePeersLove)さんだ。

自己紹介の話の後堂前さんは、普段我々が何気なく使っている「プロ」、「チーム」、「リーダー」の意味を教えてくださった。

そんなの言われるまでもないだろうという人がいるかもしれないが、言葉のとらえ方というのは人それぞれで、そういった認識のずれがゆくゆく大きな問題につながる可能性もあるため、何か新しい物事を始めるときは定義が分かれそうなものに関しては共通認識にするのが学内外問わず大事であると私は考える。

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ではまず「プロ」という言葉について。
堂前さんの話を聞く前、私はプロとは自分のやっていることに責任を持つ人のことだと考えていた。

しかし、堂前さんの定義ではプロは「期限内に所定の成果を出す人」のことだとおっしゃっていた。
ここで勘違いしてほしくないのは、この期限も成果も決めるのは自分ではないということである。
つまり曖昧な部分を補って再定義すると、プロとは「相手が定めた期限内に相手が定めた所定の成果出す」ということである。
もちろんこれがゴールではなく、スタートラインである。 

そう考えると学生がきちんと期限内に決められた範囲の課題を提出するというのは一種のプロ行為であり、親から今日の夜までに部屋を片付けなさいと言われてきちんと従うのもある意味プロ行為なのである。

そう考えると我々の周りにはプロになるための訓練が幼少期からたくさんあるのではないだろうか。
今からでも遅くない。
まずはできる範囲からプロ行動をとることをおすすめする。

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次に「チーム」という言葉について。
チームと聞くとみんなで協力して何かを成し遂げるというイメージが強いと思う。
ただ全員がその認識を共有しているだろうか?

「このグループで1番になるだけじゃなく私は絶対このグループ内でも1番になってやる!」

という人が少なからずいるのではないだろうか。
堂前さんはチームとしてうまくいくには利己的な考えを捨て、利他的になるべきだとおっしゃっていた(実はこの後話すリーダーについても同じようなことが言えるが少し異なるところがある)。

私はこの利他的な行動をとるという考えに大いに賛同する。
というのも相手に何かしてほしいことがあるときは自分から動くべきだというのを常々思っていたからである。
すなわちチームとしてうまくいきたいのなら、まずは自分の要望を強く出しすぎず、他のメンバーの望むことを積極的に行うことが得策なのではないだろうか。

また世界的ベストセラーであるロバート・キヨサキ氏が書かれた「金持ち父さん貧乏父さん」にも「何か欲しいものがあるときはまず相手にそのものと同等のものをあげなさい。」と同様の記述があるので、ますますこれは実践すべきことではなかろうか。

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最後に「リーダー」について。
堂前さんはリーダーもチームと変わらずまず利他的であれとおっしゃっていたが、そこに追加で「人の人生を背負う覚悟をもつ」ともおっしゃっていた。

人の人生を背負う覚悟を持っているリーダーは世の中にどのくらいいるのだろうか。
個人的にではあるがそこまで多くないように思う。

人間ピンチになると保身が最優先になってしまう。
これは当たり前のことであり今の自分がそういった立場に置かれれば、自分のことをまず第1にに考えてしまうと思う。
しかし、ピンチの場面で自分についてきてくれた人のことをまず思いやる。
このようなことができる人々こそ真の「リーダー」なのではないだろうか。

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今回は少し長くなってしまった。
次回はどうしたら人を変えられるのかということについて少し話したいと思う。

ではまた。





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今回は6/2に行われたビジネスセミナーについて書いていこうと思う。

月一で行われるこのセミナー。
教えてくださるのは株式会社One Colors代表取締役社長の堂前晋平(Twitter: @doumaePeersLove)さんだ。

まず堂前さんは、普段我々が何気なく行っている「自己紹介」の重要性を説いてくださった。



やり手のビジネスマンや経営者と話す際に1回目から長い時間をとってもらうことはできない。
かといって短い時間で名前や年齢、出身を名乗っても他社との差別化ができず印象に残りにくい。
となると自社の魅力やサービスを相手に伝えるのが印象にも残りやすく得策ではないのか。


だがそれはあくまで契約をする直前の段階の話ではないだろうか。
相手の興味をひくにはまず自分自身に興味を持ってもらうことも効果的だと堂前さんはおっしゃっていた。



そこで重要となってくるのが「自己開示」である。



この言葉になじみがある人の方が少ないのではないだろうか。
具体的なやり方としては、自己紹介の時に自分のここまでのストーリーを話すのである。
一見簡単に見えるかもしれないが相手に興味を持ってもらえるかを中心に考えるとなかなか作るのが難しい。

なおこのストーリーというのは、一見悲劇のように見えるが、最終的には喜劇となるようなものであればあるほど良い。
周りを見てもそうだろう。
ビリギャル、ホームレス中学生など、人間はゼロだったりマイナスからいかに立ち上がってきたかという話に強く惹かれるのである。

 

堂前さんは「ある出来事を悲劇のままにするのか喜劇のままにするのか、決めるのは自分である」とおっしゃっていた。
確かに私も当時は悲劇だと思ったことがいくつかある。
だがそういった出来事なしに今の自分があるかと尋ねられれば、答えはノーである。
そういったマイナスの経験が人を大きく成長させていくのではないだろうか。



またそういった踏み込んだ話をされると人間は無意識のうちにその人を「信用できる人」のカテゴリーに入れがちである。
あくまでも主観的なものにはなるが、そのような経験をしている人で悪い人はいないというのをどこかで無意識のうちに刷り込まれてしまっているのかもしれない。



全部で2時間半のセミナーだったためまだまだ書くことはあるが、長すぎても集中が続きにくいので今回はこれで。
次回は我々がよく使う「プロ」、「チーム」、「リーダー」という言葉について堂前さんのセミナーを踏まえて書いていこうと思う。


ではまた。







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