いつもブログの始まりに悩むが(エッセイのイントロを書く時にもたびたび悩むのでたぶんなんでも「始まり」というものが苦手なのかもしれない)、考えている時間も惜しいのですぐに本題に入ろうと思う。
今回は前回に引き続きコロナに関することを書こうと思っている。
といっても、今回は私が今回アイルランドから日本に帰る際に直面したトラブルについて書こうと思うので、気楽に読んでほしい。
ことの発端は帰国の二日前、2020年3月18日水曜日である。
3月上旬に大学はすでに休校となっていたが、4月末の試験や課題の提出が終わってから日本に帰るつもりでいた。
しかしロックダウンが始まるとの情報や、寮から出ていきなさいという連絡(最もこれは16日に連絡が来て18日までにとのことなので到底無理な話ではあったのだが。)、さらには両親から帰れるうちに帰った方がいいと言われたこともあり、考えを改め20日にダブリンを発つことに決めた。
そして航空機のチケットを16日の午前中に確保し、寮の荷物の預け先も見つけ安心して部屋の片づけをしていた。
本来の予定では、
20日7時頃:ダブリン空港発
20日9時頃:ヒースロー空港着
20日11時頃:ヒースロー空港発
21日10時頃:羽田空港到着
の流れであった。
しかし18日の朝、目が覚めてスマホを確認してみるとメールボックスに一通のメールが来ていた。
タイトルは「Important message from British Airways」だ。
とても嫌な予感がした。
というのも、乗る予定の飛行機が直前でキャンセルになった人がちらほらいるという話を現地の日本人の友達から聞いていたからである。
半ばあきらめながら、メールを開くとやはりキャンセルの連絡であった。
またダブリンから東京までのチケットを取らなければと思ったが、正直まるごと取り直せばいいのでまだ楽である。
しかし文章を読み進めるとどうも様子がおかしい。
なんと予想に反して、キャンセルになったのはダブリンからヒースローまでの便だけだったのだ。
だがこんなこともあろうかと、申し込む際に€180払えば変更できるプランにしといたのである。
心配性なのでこういうリスクヘッジは完璧である。
もちろんこのキャンセルは向こうの問題なので後でお金は返ってくると思い、悠々とフィンエアー(チケットをとる際はコードシェアのフィンエアーからチケットを購入したため。)のアプリを開き変更手続きをしようとした。
すると、どこを探しても「変更はこちら」のボタンが見当たらない。
仕方ない、British Airwaysのアプリから変更するかと思い開いてみると、購入した航空会社のページより変更してくださいと出ている。
フィンエアーのカスタマーセンターに連絡するが、全くつながらない。
万事休すである。
いずれにせよヒースローー羽田間の航空券が生きている以上、その時間までにヒースロー空港にたどり着かなければならない。
だが私のもともとの便は朝一番にダブリン空港を出るものであったため前乗りせざるを得なくなった。
加えて23kgのスーツケースが2つあるためエアリンガスなどの格安航空も使えない。
そのような条件があったためなかなか見つからなかった。
探し始めて1時間ほどたった時私はようやくその条件に合致する飛行機を見つけた。
その便は19日の夜7時頃ダブリン空港を出る便だったので、12時間以上ヒースロー空港で待機しなければならなかったが、背に腹は代えられないので予約画面へと進んだ。
しかしダブリンーヒースローの飛行機にしてはかなり高いのである。(約3倍)
なぜだろうと思い、詳細を読むとなんと取ろうとしていた飛行機はビジネスクラスだったのだ。
元の値段よりは高いが短距離便のおかげでビジネスクラスにしてはそこまで高くなかったので、今回ばかりは仕方なくそのチケットを購入した。
(想像していたビジネスクラスとは違い、通常タイプの席でご飯が豪華なだけだったのは残念ポイント。)
まだ当日キャンセルにならなかっただけましだったが、後から聞いた話によると、キャンセルされた理由は私が選んだ便の搭乗者が少なかったためだそうだ。
そのような理由でキャンセルするのなら、きちんと代替案を示してほしかったが、このご時世なので仕方ないだろう。
すぐに代わりの飛行機が見つかったからまだよかったが、もし見つかってなかったらとても焦っていただろう。
このような緊急事態では、こういった不測の事態が容易に起きることを頭に入れこれからは行動しなければならない。
またヒースロー空港での12時間以上待機は本当にきついのでおすすめはしない。
24時間営業のスーパーがあるのだが、コロナのせいで開いておらず、荷物もあるので寝ることもできず、ただひたすらきついだけだった。
たまたま途中で知り合いに会えたので、そこからはあっという間であったが、もしいなかったらかなりきついものになっていただろう。
次回はおそらく成績のことについて書くと思うのでお楽しみに。
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